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主聖霊教会に通う人・活動チームの発信です。
牧師ブログ

[01] はじめまして!
はじめまして。主聖霊教会で担任牧師を務める遠藤彩と申します。2019年末に新米牧師として主聖霊教会に赴任し、30年以上関東圏でしか暮らしたことがなかった私もすっかり大阪での生活に慣れ、無事に2年目を迎えました。
2020年は自分自身のライフステージの変化に加え、コロナ禍での社会の変化に合わせて個人としても教会としても適応していくために、目の前のことで精一杯だったように感じます。そんな中で自分が「牧師」という職業を選択したことへの自問自答を幾度もしましたし、教会のあり方を様々に考える年でもありました。何かを大きく成し遂げたわけではないですが、一つだけ言えることは、後になってみればみるほど「この一年がなければ今の自分はいない」と言えるような、糧となる一年だったということです。
去年はまるで、海の荒波を観察しながら船を進める方向をじっと考察し、ひとまず浅瀬で自分にできる漁をなんとかやっていたとするならば、今年は「沖へ出て網を降ろしてみる」といったところでしょうか。イエス様がペテロにおっしゃった「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」という言葉が脳裏に浮かびます。海に飛び出して行くには、もっと技術が必要だし、もっと大変なこと、失敗することもあるかもしれません。でもそれによって新たな技術を身に付けられるでしょうし、一人ではできないからこそ、新たな仲間との出会いや、新たに見えてくる美しい景色もあることでしょう。そうやって新しくすることでその先に待っている「新しい自分」に会いたいと思って、まずはブログを通して沖へ出てみることにしました。思ったよりも最初の漕ぎ出しに時間がかかってしまいましたが「始まりが半分だ。どんなことでも始めたら半分は成し遂げたことになる」という言葉を思い出し、遅い出発でも私にとっては今が時だと思って、始めればその次にすべきことはまた見えてくると自分に言い聞かせ、ようやくここに至ります。
ここでは私のありのままの日常を綴ろうと思っています。牧師としての私の「日常」は皆さんにとっては「非日常」だと思いますが、境遇は異なっていても通じる部分もあるのかなと思います。教会に馴染みのある人もそうでない人も、一人の新米牧師の失敗や葛藤、感動した出来事などを通して、いつもとは違う景色を見て気分転換するように、自分の中に新しい視点が生まれるような、ほんのちょっとの「心の彩り」となるような場になれば幸いです。
2021年3月28日